日本は、先進国の中でも男女格差が大きい国だと指摘されています。実力が重んじられるとされるIT業界でさえ、残念ながら男女間の格差は依然として存在します。
このような状況において、女性プログラマーが第一線で活躍するためには、独自の強みと戦略が必要となるでしょう。仕事を楽しむための好奇心を忘れず、失敗や逆境を乗り越える強い精神力を持つことが必要です。また、チーム内で効果的にコミュニケーションを取り、プロジェクトマネジメント能力や協調性も欠かせません。
自分に自信が持てるように、積極的にセミナーや勉強会に参加して最新技術を常に学び続けることも大切です。特に身に付けたいスキルとして、高度なITスキルと問題解決能力、一度の失敗で諦めず粘り強く挑戦する姿勢、変化を恐れない柔軟性、コミュニケーション能力が挙げられます。
これらの能力を伸ばすために、ロールモデルとなる先輩や、メンターを見つけるのも良いでしょう。よい出会いや人脈作りのために、セミナーやコミュニティに参加するのもおすすめです。(★具体的なスキルアップの方法については【女性プログラマのためのキャリアアップ講座】で確認してみてください)
そして、何よりも大切なことは、自分に合った職場を選ぶことです。可能な限り、次のような職場を選ぶことをおすすめします。実力主義で男女格差が少ない、ワークライフバランスを重視している、子育て中の女性プログラマーが多い職場、妊娠・出産などの女性のライフイベントに理解があるといった職場が望ましいです。
女性プログラマーとして活躍するためには、高い技術力と積極的な姿勢が不可欠ですが、無理をする必要はありません。それよりも、女性が働きやすい環境が整った職場を選ぶことが重要です。